木曜の米国株は、セクター間で資金が大きく移動した。ナスダックは -0.09% と小幅安。半導体が重しになった一方、ダウは +1.73%、ラッセル2000 は +1.45% と上昇し、S&P500 も +0.41% で引けた。Bitcoin は約4か月ぶりの安値圏に沈んだ。
3つのポイント
- ブロードコム決算が半導体を冷やした:AI向け売上が倍増し利益も上振れたが、CEOが年間のAI半導体見通しを据え置いたことを失望売り。Ciena や Lumentum など半導体・光通信に売りが波及した
- 資金は内需・ヘルスケアへ:買われすぎたハイテクから、ダウ採用の大型株や健康保険などへ資金が移った。Oscar Health は格上げと好決算で急騰した
- 地政学リスクで小売が下落:イラン情勢の長期化が欧州需要に影響し、PVH は通期見通しを引き下げて急落した
補足
決算自体は悪くないのに株価が下げる、という場面が目立った(ブロードコムもシエナも市場予想を上回っていた)。記録的な伸びでも「次の上振れ」が見えないと売られる、AI関連株の高い期待値の裏返しだ。指数の小幅な値動きの下で、物色の中心が静かに入れ替わった一日だった。