AAT
American Assets Trust地域を西海岸とハワイに絞りながら、小売や事務所、住宅、ホテルという複数の用途を併せ持つ独特の構成が最大の強み。一つの用途に偏る不動産より景気の波に強い。ハワイのワイキキの海辺に隣接する物件など代えのきかない立地を持ち、創業家が長く経営する地域集中型の不動産の立ち位置にいる。
カリフォルニアやハワイ、オレゴン、ワシントンといった西海岸とハワイに絞って、商業施設や事務所、賃貸住宅、ホテルという複数の種類の不動産を保有し、その賃料と運営の利益が収益の柱。地域を絞りながら用途は分散させる独特の構成を取る。ハワイのワイキキの海辺など代えのきかない立地も持つ。立地のよい多様な不動産の賃料と稼働で稼ぐ構造になっている。
技術産業の大量解雇は、事務所や賃貸住宅の需要を冷やす。在宅勤務の定着も事務所には逆風になる。ハワイの観光が低迷すれば、ホテルの収益が落ちる。金利の高止まりは不動産株の評価を削る。地域を西海岸とハワイに絞るため、その地域の景気や規制、災害の影響を集中して受ける弱さがある。
配当を続けながら、立地のよい優良な物件への集中を進める経営。地域を絞りつつ用途を分散させ、景気の波を和らげる。創業家が長く経営に関わり、代えのきかない立地の価値を保つことを重んじる長期志向の運営が特徴になっている。
西海岸の経済と、用途分散の効き、金利水準に依存する。技術産業や観光に支えられる地域の経済が賃料を支えるか、小売や事務所、住宅、ホテルの用途分散が一つの不振を補えるか、金利が借入と不動産株の評価を圧迫しすぎないか、そして代えのきかない立地の価値を保てるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $2.9B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $1.2B(39%)。
同業の平均並みの水準。大きな不安はない
- 現金・現金同等物$129M
- 長期借入金$1.7B
この判定で見た指標: 自己資本比率・D/E。在庫や売掛を持たない賃貸業のため流動比率は判定に使わず、借入の重さは同業の D/E の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $436M
- 売上成長率
- −4.7%
- 粗利率
- 61.1%
- 営業利益率
- 33.5%
- 純利益率
- —
- ROE
- —
- ROIC
- 4.0%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $167M
- フリーCF
- $95M
- 営業CFマージン
- 38.3%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $105M
- 配当性向
- —
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