ABR
Arbor Realty Trust自己の資金で高い利回りを狙う短期のつなぎ融資と、政府系を通じて手数料と回収の代行の収益を得る組成の事業の、両輪の仕組みが最大の特徴。不動産を保有する不動産投資法人とは異なり、貸し出しと回収の代行が中心で、市場が荒れても手数料の事業が比較的安定する。集合住宅への融資に特化した不動産金融の立ち位置にいる。
自ら不動産を持つのではなく、不動産に資金を貸して稼ぐのが事業の柱。柱は二つで、賃貸の集合住宅などに、当面の資金をつなぐ短期のつなぎ融資を自己の資金で行い、その利息を得る事業と、政府系の住宅金融機関を通じて住宅ローンを組成して売却し、その後の回収の代行で手数料を得る事業からなる。自ら貸して売る両輪の構造を持つ。貸し出しの利ざやと手数料で稼ぐ構造になっている。
金利が高止まりすると、短期のつなぎ融資を受けた借り手が、期限までに借り換えできず返済が滞る最大の弱点が表面化する。すでにこの影響で、不良債権や担保の差し押さえが増えている。不動産の価格の下落は、担保の価値を下げて引当を膨らませる。高い配当を保つための支払いの比率の高さも、収益が細る局面で重荷になる。
高い配当を続け、稼いだ利益の多くを投資家に分配する経営。不動産の市況の局面に応じて貸出の基準を調整し、資金を借りる費用と期間の釣り合いを保つことを重要条件とする。つなぎ融資の貸し倒れの管理を最も重んじつつ、政府系を通じた組成の手数料で収益の安定を補う方針が特徴になっている。
金利と、不動産の価値、借り手の借り換えに依存する。金利の水準が、つなぎ融資の利ざやと借り手の返済の負担に有利に働くか、集合住宅の不動産の価値が保たれて担保が傷まないか、つなぎ融資を受けた借り手が物件を売るか借り換えできるか、そして政府系を通じた組成の事業が安定した手数料を生むかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $14.5B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $3B(20%)。
自己資本比率は同業の中央値を上回る
- 現金・現金同等物$483M
- 長期借入金$11.1B
この判定で見た指標: 自己資本比率。預金や保険の準備金が負債に立つ業態のため、流動比率と D/E は判定に使わず、自己資本比率を同業の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- —
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- —
- ROIC
- 1.0%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $372M
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- —
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
- 配当総額(年間)
- $320M
- 配当性向
- —
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