ACAD
ACADIA Pharmaceuticals希少疾患(レット症候群)と神経精神症状という、他の大手が手を出しにくい領域に集中。DAYBUE は世界初のレット症候群治療薬として独占的なポジション。患者数が少ないが単価が高い「オーファンドラッグ」ビジネスの構造。
中枢神経系疾患に特化した製薬会社。主力薬 NUPLAZID(ピマバンセリン、パーキンソン病に関連する幻覚・妄想の治療薬)と DAYBUE(トロフィネチド、レット症候群の初の承認治療薬)の販売が売上の大半。
NUPLAZID の後発薬参入や適応拡大の失敗で売上の天井が見える。DAYBUE の患者コミュニティ拡大が想定より遅いと、期待先行の株価が調整を受ける。新薬候補の臨床試験失敗は株価を大きく動かす材料。
配当はなし、R&D と販売体制への再投資が中心。買収より自社開発とライセンス契約で成長する姿勢。資本効率を重視し、不要なパイプラインを整理するリストラも実施してきた歴史。
NUPLAZID の特許期間と、DAYBUE の患者獲得ペースに強く依存。パイプライン新薬の臨床成功、FDA による承認拡大、そして医療保険(特に Medicare)との償還交渉が業績の行方を決める。
この会社をどう読むか
ACADIA Pharmaceuticals は、「希少疾患×中枢神経」という極めて狭いニッチで立つ中型バイオ株。
メガファーマと違い、ほんの数品種に業績の全てがかかっているため、FDA の判断や臨床データ、ローンチの立ち上がりが株価を大きく動かす。DAYBUE はレット症候群の初の治療薬として独占状態だが、患者数が限られる病気のため急成長には限界があり、患者コミュニティでの普及ペースを丁寧に追う必要がある。大型化の道筋を描けるかが長期の論点。
バランスシート (要約)
資産 $1.6B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $1.2B(78%)。
開示から読める範囲では借金は軽い
- 現金・現金同等物$178M
- 他の流動資産$884M
- 固定資産$502M
- 流動負債$277M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $1.1B
- 売上成長率
- 11.9%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 9.8%
- 純利益率
- 36.5%
- ROE
- 31.9%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $110M
- フリーCF
- $105M
- 営業CFマージン
- 10.3%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
ACAD の掲示板
ログイン状態を確認しています…
読み込み中…