ACOG
Alpha Cognition有効成分が神経のニコチン受容体、なかでもアルファ7型に働く点が既存薬と異なり、消化器の副作用が出にくいと会社は説明する。営業を長期入所の現場だけに集中させる売り方も、大手の広く浅い展開とは違う。
2025年3月に発売した飲み薬ZUNVEYLの処方で稼ぐ。狙う先を総合病院ではなく入所者の多い介護施設に絞り、少人数の営業チームでも処方を積み上げられる形を取った。
発売から間もなく、施設への浸透が計画より遅れる余地は大きい。同じ系統の既存薬には安価な後発品が揃っており、価格でも比べられる。ほぼ一剤に依存するため、この薬の評判が崩れれば会社ごと揺れる。
資源は発売直後の一剤の普及に寄せ、開発中の候補は費用と時期が許すときに進める後回しの扱いだ。軽い脳震盪(mTBI)向けの舌下錠なども抱えるが、当面の優先はあくまで商業化にある。
介護施設の医師がこの薬を選び続けるか、Medicare をはじめとする支払者が処方を認めるかで売上が決まる。会社は開発中の候補を進めない前提なら、2027年までに営業黒字へ届く資金があるとみている。
この会社をどう読むか
この会社の営業が訪ねるのは、大学病院の外来ではなく、アルツハイマー病の入所者を多く抱える介護施設の医師だ。処方の判断が施設の医療チームでまとまるため、少ない人数でも届く先を絞れるという読みがある。
売る薬はZUNVEYL一剤で、2024年7月にFDAの承認を得て、2025年3月から薬局に並び始めた。同じ系統の既存薬は吐き気などで服用をやめる患者が多く、そこを削った設計を売りにする。発売から日が浅いぶん、この一本が施設にどこまで入るかで会社の輪郭が決まる。
バランスシート (要約)
資産 $80M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $63M(78%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約3年分
- 現金・現金同等物$66M
- 他の流動資産$13M
- 固定資産$720K
- 流動負債$9M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $10M
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- −221.7%
- 純利益率
- −202.2%
- ROE
- −33.1%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$20M
- フリーCF
- −$21M
- 営業CFマージン
- −199.4%
- 現金ランウェイ
- 約3年
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
ACOG の掲示板
ログイン状態を確認しています…
読み込み中…