Array Digital Infrastructure は、携帯事業を大手に売却し、残した通信塔と周波数で生きる元地方キャリアだ。
強みは、携帯会社として自ら建てた塔ゆえに、地方の幹線沿いなど大手の塔会社が薄い場所を押さえている点にある。売却契約と結びついた長期の賃借が収益の床を作り、周波数という換金可能な資産も残る。一方で賃料収入は売却先の大手一社への依存が極端に高く、契約の見直しは土台を揺らす。大手の設備投資が一服すれば塔の追加入居という成長の筋書きが止まり、親会社の支配は少数株主の利益が後回しになる懸念も残す。AD を読むときは、塔の入居数と周波数売却の進み具合、大手の投資動向を軸に見るとよい。
