ADAM
Adamas Trust政府系の保証が付いた債券にほぼ一本化する大手の同業とは異なり、保証のない債券や商業用の不動産の債券、住宅ローンそのものにも幅広く投資する多角化を選ぶ点が最大の特徴。中規模ゆえの機動力で、ニッチな証券化の案件にも柔軟に投資できる。住宅ローンの債券に幅広く投資する、独立系の不動産投資法人の立ち位置にいる。
自ら住宅を持つのではなく、住宅ローンに関わる債券や資産に投資して稼ぐのが事業の柱。政府系の機関が元利の支払いを保証した信用の不安の小さい債券を軸に、保証のない債券や、商業用の不動産の債券、住宅ローンそのものにも幅広く投資する。借入を組み合わせて投資の規模を膨らませ、利ざやを得る。旧社名から改称した。事業の性質上、稼いだ利益の多くを高い配当として分配する構造になっている。
短期の金利が長期を上回る局面では、資金の調達の費用が運用の利回りを上回り、利ざやが急に縮む弱点を抱える。金利の急変動は保有する債券の価値を下げ、純資産を傷めて追加の担保を迫られる恐れがある。住宅ローンの繰り上げ返済が増えれば、再投資の利回りが下がる。規模で勝る大手の同業との競争もある。高い配当を保てない局面もある。
高い配当を続け、稼いだ利益の多くを投資家に分配する経営。多様な資産に分散してリスクを和らげつつ、借入の規模を規律をもって管理する。社名の変更でブランドを作り直したが、事業の構造は基本的に引き継ぐ。金利の波に機動的に対応し、利ざやと配当の維持を重んじる方針が特徴になっている。
金利と、債券の価値、借入の費用に依存する。短期と長期の金利の差が、保有する債券の運用の利ざやに有利に働くか、金利の急変動が保有する債券の価値を傷めないか、住宅ローンの繰り上げ返済の早さが想定の範囲に収まるか、そして投資の規模を膨らませる借入の費用を抑えられるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $12.6B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $1.4B(11%)。
同業の平均並みの水準。大きな不安はない
- 現金・現金同等物$210M
- 長期借入金$736M
この判定で見た指標: 自己資本比率・D/E。在庫や売掛を持たない賃貸業のため流動比率は判定に使わず、借入の重さは同業の D/E の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- —
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- 10.4%
- ROIC
- 5.0%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $134M
- フリーCF
- $126M
- 営業CFマージン
- —
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $76M
- 配当性向
- 50.7%
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