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Adagio Medical心房細動向けに作られた高周波のカテーテルを転用する既存の治療とは違い、心室の厚い壁を貫く深い病変を極低温で作ることに絞って設計している。
心室頻拍を狙った独自のカテーテル、vCLASクライオアブレーションシステムを開発する段階で、まだ製品を売って稼ぐ体制にはない。欧州ではCEマークを取得済みで、米国は209人の治験の組み入れを2025年10月に終えたところだ。
追跡データで安全性や効きめに難が出れば、FDA申請そのものが止まる。治験では手技の前後の死亡が4件報告され、うち1件は機器が原因と外部委員会に判定された。承認が長引くほど、増資に頼る資金繰りが細る。
商業化前の新興らしく、資金の大半を治験と規制対応に注ぎ込んでいる。FDA申請に向けた治験データの取りまとめが、いま経営陣が向き合う最優先の仕事だ。
治験の結果と規制当局の承認がすべてを決める。FULCRUM-VTの6カ月後の追跡データが2026年4月の学会で示され、そこからの半年でFDAへの申請と承認の可否が固まる見通しだ。
この会社をどう読むか
Adagio Medical は医師にカテーテルを売るメーカーに見えて、実際にはまだ売る製品がほぼ無い臨床段階の会社だ。主力のvCLASは欧州でCEマークを取ったものの、本命の米国では2026年前半のFDA申請を待つ段階にある。
狙うのは、既存の高周波カテーテルが本来は心房細動向けに作られていたために手薄だった、致死性の高い心室頻拍だ。209人の米国治験では急性期の成功率が97.4%に達した一方、手技の前後の死亡も4件出ており、この安全性データをFDAがどう読むかが分かれ目になる。
バランスシート (要約)
資産 $43M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $12M(29%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
- 現金・現金同等物$17M
- 他の流動資産$3M
- 固定資産$23M
- 流動負債$8M
- 長期借入金$21M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $0
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- −202.3%
- ROIC
- −51.7%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$19M
- フリーCF
- −$19M
- 営業CFマージン
- —
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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