AIFC
AI Financial個人向けの取引所ではなく、企業や金融機関を相手にする受託事業者の基盤に徹する。子会社のひとつはWLFIトークンを預かる役目を担い、決済網と自社保有の両方に足を掛けている。
いまの事業は2024年5月に買収したALT5 Sigmaが持ち込んだものだ。企業や金融機関向けの店頭取引所ALT5 Primeと、加盟店が暗号資産で代金を受け取れるALT5 Payが二本の窓口になる。2025年に買収した決済カード事業のStrataCarteが三本目に加わった。
規制や相場の急変で売買が止まれば、手数料収入はすぐに縮む。転換から日が浅く、新しい看板がどこまで根づくかは実績で示せていない。増資で資金をつなぐ場面が続けば、一株あたりの取り分は削られていく。
経営陣は買収で事業の中身ごと入れ替える荒療治を選び、社名もJanOne、ALT5 Sigma、AI Financialと三度変えてきた。手元資金は株主還元ではなく、次の買収と基盤づくりに向かう。
暗号資産の売買がどれだけ動くか、取引所やカードを使う企業がどれだけ増えるかで収入が決まる。売買が細れば手数料も同じだけ細る。
この会社をどう読むか
AI Financialという社名は2026年春に付いたばかりで、その前はALT5 Sigma、さらに前は家電を回収して直すJanOneだった。
中身が入れ替わったのは2024年5月で、ALT5 Sigmaを買収したところから暗号資産の取引と決済が本業になった。収入は企業向け取引所のALT5 Prime、加盟店向け決済のALT5 Pay、カード事業のStrataCarteから生まれる。器は同じでも別会社と考えたほうがよく、前身のリサイクル事業を手掛かりにすると読み違える。
バランスシート (要約)
資産 $1.2B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $1.2B(94%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約1年未満分
- 現金・現金同等物$6M
- 他の流動資産$23M
- 固定資産$1.2B
- 流動負債$51M
- 長期借入金$563K
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $25M
- 売上成長率
- 98.2%
- 粗利率
- 41.0%
- 営業利益率
- −92.0%
- 純利益率
- —
- ROE
- −29.9%
- ROIC
- −1.6%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$7M
- フリーCF
- −$7M
- 営業CFマージン
- −28.8%
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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