AMD
Advanced Micro Devices
「先行者ではなく、追う側」として設計の効率とコストで勝負する姿勢。CPUとGPUの両方を扱える総合力があり、データセンター向けに一体提案できるのが強み。
PC・サーバー向けCPU、データセンター向けGPU、ゲーム機向け半導体の三本柱。PC/サーバー市場ではIntelから、AI向けGPU市場ではNVIDIAから順次シェアを奪う形で成長してきた。
AI向けGPUの採用が期待に届かない場合、高い評価が剥がれて値動きが荒くなる。CPU市場でIntelが巻き返すと、PC・サーバー部門の成長が鈍る。
配当よりも再投資と買収による能力拡張を優先。Xilinx買収でFPGAと組み込み半導体を取り込み、製品の幅を広げてきた。リスクを取る投資姿勢が比較的はっきりしている。
データセンター向けGPUは、生成AIに対する大規模投資の継続に依存する。供給網は主にTSMCに集中しており、製造能力の確保が業績の上限を決めやすい。
この会社をどう読むか
AMDは、半導体市場の「追う側の構造」を理解するのに適した会社。
NVIDIAがAI向けGPUで圧倒的な地位を築いている中で、AMDは設計の工夫と価格で追いかける立ち位置にある。同時に、CPU市場ではIntelからシェアを奪ってきた実績があり、「新興企業としての勝ちパターン」を持つ企業でもある。NVIDIAと並べて見ると、AI投資の熱量が市場全体に波及しているのか、それとも1社に集中しているのかが見えてくる。
バランスシート (要約)
資産 $76.9B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $63B(82%)。
借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準
- 現金・現金同等物$5.5B
- 他の流動資産$21.4B
- 固定資産$50B
- 流動負債$9.5B
- 長期借入金$2.3B
- 短期借入金$874M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $34.6B
- 売上成長率
- 34.3%
- 粗利率
- 49.5%
- 営業利益率
- 10.7%
- 純利益率
- 12.5%
- ROE
- 6.9%
- ROIC
- 4.4%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $7.7B
- フリーCF
- $6.7B
- 営業CFマージン
- 22.3%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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