ANIP
ANI Pharmaceuticals値下がりの続く後発薬を土台にしながら、利益率の高い希少な病の薬や眼科の薬へ多角化を進めた転換が最大の強み。中でも、かつて一社が独占していた副腎の病の薬に対抗品を投入し、着実にシェアを奪っている。買収を機動的に使い、後発薬の会社から付加価値の高い製薬へ進化する途上の立ち位置にいる。
特許の切れた薬を安く作る後発薬が土台の事業で、これに加えて、副腎の機能不全に使う希少な病の薬や、買収で得た眼科のブランド薬が収益の柱になる。後発薬は薄利だが安定し、希少病と眼科の薬は利益率が高い。買収を重ねて、単純な後発薬の会社から付加価値の高い分野へ事業を広げてきた。複数の分野の薬の販売で稼ぐ構造になっている。
後発薬は値下がりが続く構造的な逆風があり、薄利がさらに削られる。主力の希少病薬の処方の伸びが鈍れば、成長の柱が細る。買収を重ねた拡大は、高値づかみや統合の失敗、借金の負担が高くつく。当局の製造施設の査察で指摘を受ければ、出荷が止まる恐れもある。
配当を出さず、現金を買収による多角化と借金の返済に充てる経営。利益率の高い希少病と眼科の分野への集中を進める。後発薬の安定収益を土台に、買収で付加価値の高い薬を取り込み、事業の質を高める方針が特徴になっている。
希少病薬の処方と、買収の統合、後発薬の価格に依存する。副腎の病に使う主力の希少病薬の処方を広げられるか、買収した眼科の事業をうまく束ねられるか、後発薬の値下がりをこなせるか、そして買収で抱えた借金の返済を進められるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $1.4B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $541M(38%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
- 現金・現金同等物$286M
- 他の流動資産$468M
- 固定資産$687M
- 流動負債$278M
- 長期借入金$292M
- 短期借入金$17M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $883M
- 売上成長率
- 43.8%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 12.6%
- 純利益率
- 8.9%
- ROE
- 14.5%
- ROIC
- 10.3%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $185M
- フリーCF
- $171M
- 営業CFマージン
- 21.0%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $1M
- 配当性向
- 1.5%
ANIP の掲示板
ログイン状態を確認しています…
読み込み中…