ANIX
Anixa Biosciences治療でなく予防を狙うがんワクチンの会社は数少ない。授乳中にだけ現れるタンパク質を乳がんの目印に使う着眼点も、自前でなく外部の研究機関から借りたものだ。
売上はまだない。乳がんワクチンはクリーブランド・クリニックから、卵巣がんの細胞治療はウィスター研究所から技術を借り、開発の節目ごとに対価を払う契約で進めている。
卵巣がんの治療は用量を上げながら安全性を見る途中で、効き目を示せないまま止まる恐れがある。予防ワクチンは効いたと確かめるまでに何年もかかり、その間の増資で持ち分は薄まる。
自社で大きな研究所を持たず、外部の研究機関に開発を委ねて身軽に走る。効果の見えた患者への再投与をFDAに個別申請するなど、小さな所帯なりの機動力で試験を動かしている。
試験結果と、増資で資金をつなげられるかの二つで決まる。乳がんワクチンは2025年12月に発表した第1相の最終データで主要評価項目をすべて満たし、74%の被験者で狙った免疫反応が出た。
この会社をどう読むか
卵巣がんの臨床試験で、効き目でなく安全性を見るための少量投与を受けた患者の一人が、2年を超えて生きた。
Anixa Biosciences の中身は、二つの賭けを外部の研究機関と分担する研究工房だ。乳がんは「なる前に防ぐ」ワクチンをクリーブランド・クリニックと、卵巣がんは患者の細胞を作り替える治療をウィスター研究所と組んで進める。承認薬も売上もない段階だから、試験の節目のニュース一つで株価が大きく動く。
バランスシート (要約)
資産 $16M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $15M(94%)。
開示から読める範囲では借金は軽い
- 現金・現金同等物$1M
- 他の流動資産$15M
- 固定資産$193K
- 流動負債$2M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- —
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- −72.1%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$7M
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- —
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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