ASND
Ascendis Pharma新しい分子を一から探すのではなく、安全性が確かめられた既存薬の投与間隔を延ばす方向に的を絞っている。同じ仕掛けを疾患ごとに載せ替えられるため、一つ当たれば横展開が効く。
TransConと呼ぶ独自の仕掛けを薬の分子に付け、体内でゆっくり切り離されるようにして効き目を長持ちさせる。副甲状腺機能低下症のYORVIPATHと成長ホルモン分泌不全症のSKYTROFAが承認され、米欧に加え日本でも帝人を通じて処方が始まった。
発売から日が浅い製品ばかりで、販売網の構築と臨床試験の費用が売上に先行する時期が続く。審査中や治験中の候補が転べば、そこに積んだ投資は戻らない。
デンマークに本社を置きながら主戦場は米国の処方市場で、稀少疾患は自社の販売網で売り、日本は帝人との提携で回す。
承認済み2製品の処方数の伸び。加えて、軟骨無形成症向けに審査中のTransCon CNPが承認までたどり着けるかどうかで、次の柱の有無が決まる。
この会社をどう読むか
Ascendis Pharmaが変えているのは薬の中身ではなく、打つ回数のほうだ。
TransConという仕掛けを既存薬の分子に付けると、体内でゆっくり切り離されて効き目が長く続く。毎日の注射が要る治療を週単位や月単位へ延ばせるため、患者の負担が減ること自体が製品の売りになる。この方式で副甲状腺機能低下症と成長ホルモンの2製品が承認され、米国での処方が積み上がり始めた。デンマーク発ながら勝負どころは米国市場で、当面は販売網を作る費用が利益を圧迫する。
財務データ
この銘柄は SEC の米ドル建て年次データが取得できないため、財務の数字を表示していません。 外国企業などで決算を米ドル以外の通貨で開示している場合、通貨を取り違えたまま 載せるより表示しない方が誠実だと考えています。原文は下の関連タブから SEC EDGAR で確認できます。
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