AUC
ATIF Holdings監査法人でも証券会社でもなく、それらを束ねて上場までの道筋を引く取りまとめ役に徹する。設立以来9社を米国のOTC市場へ、3社をナスダックへ送り出したと掲げる。
米国の取引所への上場を目指す中小企業と契約し、事前の調査から上場計画づくり、上場後半年の支援までを一括で引き受ける。報酬は1件あたり$0.8Mから$2.5Mの固定額で、工程の節目ごとに分割して受け取る。
案件が途切れれば収入は止まる。上場助言は参入の壁が低く、顧客の獲得は紹介と営業に頼っている。2025年7月期の赤字$4.6Mのうち$3.6Mは本業ではなく、手元に持つ売買目的の有価証券の評価損だった。
2025年6月、5年で1,000BTCを積み上げる計画を打ち出し、採掘拠点の候補に西テキサスを挙げた。ただし年次報告の時点で買えていたのは0.19BTCで、掲げる目標と手元の実行力の差がそのまま姿を映している。
収入はその年に契約できた顧客の数でほぼ決まる。2025年7月期は5社、前期は8社と、数件動くだけで売上が倍近く振れる規模にある。もとは中国企業が主な客だったが、2022年に北米へ軸足を移した。
この会社をどう読むか
ATIF Holdingsの年次報告には、この会社の性格が一行で出ている箇所がある。5年で1,000BTCを貯めると掲げ、報告の時点で実際に買えていたのは0.19BTCだった。
本業は、米国の取引所に上場したい中小企業の手を引く助言業だ。調査から計画づくり、上場後の支援までを一括で請け負い、1件$0.8Mから$2.5Mの固定報酬を工程ごとに分けて受け取る。ただし2025年7月期の顧客は5社、売上は$1.2Mにとどまり、1件の有無で業績が大きく振れる。赤字の大半も本業ではなく、手元の有価証券の評価損から出ている。
バランスシート (要約)
資産 $3M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $2M(58%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約10年分
- 現金・現金同等物$1M
- 他の流動資産$2M
- 固定資産$114K
- 流動負債$988K
- 長期借入金$250K
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $620K
- 売上成長率
- −74.7%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- −316.1%
- 純利益率
- −514.8%
- ROE
- −182.0%
- ROIC
- −77.3%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$120K
- フリーCF
- −$126K
- 営業CFマージン
- −19.4%
- 現金ランウェイ
- 約10年
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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