BDMD
Baird Medical切開して取り除くのではなく、針を刺してマイクロ波の熱だけでしこりを壊す点が、外科手術を前提とする治療との分かれ目になる。甲状腺という一つの臓器に的を絞り、そこで得た実績を乳房のしこりへも広げてきた。
細い針の先からマイクロ波を出し、患部を熱で凝固させて壊す機器を作る。本体は病院に据え置き、治療のたびに使う専用の針を別に売る二段構えで、機器と針の両方から収入が入る。Frost & Sullivanの調査によれば、甲状腺・乳房のしこり向けの焼灼針では2022年の中国で販売額・本数とも首位だった。
売上の大半が中国、しかも甲状腺の治療に偏っており、この二つに逆風が吹けば業績が丸ごと揺れる。当局が医療機器の価格を抑える施策を強めれば単価は下がる。海外の承認には時間がかかり、中国発の機器という出自ゆえに現地の病院の信用を得るのにも時間を要する。
資金は機器と針の拡販、新しい適応の臨床試験、海外の承認取得へ向かい、株主還元にはまだ手をつけていない。SPACのExcelFinとの統合を経てナスダックに上場した経緯を持ち、中国で築いた地盤を足場に海外の病院網へ手を伸ばそうとしている。
治療の件数と、病院がこの機器を採用するかどうかに収入が直結する。中国の公的医療保険の値付けがどう動くかも大きく、価格が抑えられれば機器と針の両方の利幅が薄くなる。海外への広がりは各国の承認取得の速さ次第になる。
この会社をどう読むか
電子レンジと同じマイクロ波を細い針の先から出し、切らずに甲状腺のしこりを焼き壊す。Baird Medicalが売っているのは、この機器と、治療のたびに消えていく専用の針である。
Frost & Sullivanの調査では、甲状腺・乳房向けの焼灼針で2022年の中国の販売額・本数とも首位だったとされる。一つの臓器に的を絞ったからこそ届いた位置だが、その一点集中は中国市場と甲状腺への依存という形で跳ね返ってくる。海外の承認をどこまで取れるかが、この会社の伸びしろを決める。
財務データ
この銘柄は SEC の米ドル建て年次データが取得できないため、財務の数字を表示していません。 外国企業などで決算を米ドル以外の通貨で開示している場合、通貨を取り違えたまま 載せるより表示しない方が誠実だと考えています。原文は下の関連タブから SEC EDGAR で確認できます。
BDMD の掲示板
ログイン状態を確認しています…
読み込み中…