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Mobile Infrastructure Corp住宅でもオフィスでもなく駐車場だけを持つ上場会社は、数えるほどしかない。しかも運営部隊を自前で持たず、所有と賃料回収に徹する分業を敷いている。本社を置くシンシナティが、そのまま最大の資産集中先でもある。
保有する36カ所の駐車場を自社では運営しない。Metropolis TechnologiesとLAZ Parkingに貸すか運営を委託し、賃料と運営収入を受け取る形だ。2025年はMetropolis経由が収入の63.1%、LAZ経由が16.8%を占め、2社で8割近くに達した。
運営を託した2社のどちらかが傾けば、収入の6割超が一度に揺らぐ。在宅勤務が定着して通勤が戻らなければ、月極駐車の需要も戻らない。資産の2割がシンシナティ1都市に固まっている点も、逃げ場を狭くする。
運営会社を抱えない代わりに、契約の管理と駐車場の維持・改修へ費用を絞り込む。中核でない物件は売り、その代金を稼げる資産に振り替える方針を掲げている。
この2社の経営が続くことと、シンシナティやデトロイト、シカゴといった数都市の駐車需要に収入が寄っている。都心への出社がどこまで戻るかも、その先を決める。
この会社をどう読むか
Mobile Infrastructure Corpは駐車場の会社と紹介されるが、実際に駐車場を回しているのは同社ではない。持っているのは19市場に散らばる36カ所の不動産で、運営はMetropolis TechnologiesとLAZ Parkingという外部2社にほぼ任せている。
2025年はこの2社経由の収入が全体の8割近くを占めた。資産の側もシンシナティ、デトロイト、シカゴの3都市に4割が集まっている。運営部隊を持たない身軽さと、運営会社や数都市への依存は、そのまま裏表の関係にある。
バランスシート (要約)
資産 $382M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $141M(37%)。
同業の平均並みの水準。大きな不安はない
- 現金・現金同等物$8M
- 長期借入金$198M
この判定で見た指標: 自己資本比率・D/E。在庫や売掛を持たない賃貸業のため流動比率は判定に使わず、借入の重さは同業の D/E の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $35M
- 売上成長率
- −5.2%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- −61.1%
- ROE
- −15.2%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $848K
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- 2.4%
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
- 配当総額(年間)
- —
- 配当性向
- —
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