BGMS
Bio Green Med Solutionがん創薬の会社が中身をそっくり入れ替えて防火用品の卸売になった、という来歴そのものが他に見当たらない。中身はスプリンクラーから防火扉、防火服まで一手に扱う地場のワンストップ商社で、器と実体の落差が大きい。
マレーシアの子会社Fitters Sdn. Bhd.が、消火器や泡消火システム、防火扉、防護装備、防火服を扱う。製品はマレーシア消防救助庁BOMBAの認可とSIRIM認証を受けており、これが安全規制に適合する証しになる。30年以上積んだ現地の販売網がそのまま売上をつくる。
創薬側に残る資産はもうない。英国子会社Cyclacel Limitedは2025年1月に清算へ入った。最後の候補薬プロゴセルチブの特許権もTethra社へ$300,000と成功報酬$170,000で売り渡した。逃げ場は防火用品一本で、2025年に16分の1と15分の1の株式併合を続けた分だけ既存株主の持ち分も薄い。
創薬事業の残務を片づける一方、防火用品の運営はマレーシア側の既存の経営陣にほぼ委ねている。2025年9月にCyclacel Pharmaceuticalsの名前は消え、社名もティッカーも防火用品に合わせて付け直した。
2025年9月の株式交換でマレーシア上場のFITTERS傘下だったFitters Sdn. Bhd.を取り込み、そこで初めて事業の実体ができた。新株の発行は19.99%にとどめ、旧来の株主が約80%を持ち続ける形にしている。売上の出どころはマレーシアの建設・工業投資ひとつだけ。
この会社をどう読むか
ティッカーBGMSの中身は、がん治療薬の開発会社だったCyclacel Pharmaceuticalsである。英国子会社の清算と最後の候補薬プロゴセルチブの売却で創薬事業を畳み、2025年9月にマレーシアの防火用品商社を株式交換で迎え入れて社名も改めた。
事業を持ち込んだFITTERS側が受け取った株は19.99%にとどまり、旧Cyclacelの株主が約80%を持ち続けている。実体をよそから運び込んだ器という性格が強く、投資家が向き合うのはマレーシアの建設・工業投資の波の方になる。
バランスシート (要約)
資産 $8M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $7M(84%)。
開示から読める範囲では借金は軽い
- 現金・現金同等物$4M
- 他の流動資産$3M
- 固定資産$2M
- 流動負債$1M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $0
- 売上成長率
- −100.0%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- −43.8%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$5M
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- —
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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