まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
靴の会社としての知名度を持ちながら、その事業を丸ごと手放し、まったく違う人工知能向けの計算の基盤の貸し出しに賭ける、急激な転身が最大の特徴。もとから計算の基盤を手がけてきた会社とは、来歴が違う。靴の会社から人工知能向けの計算基盤の会社へ転じた新興の立ち位置にいる。
人工知能向けの専用の計算の基盤を貸すのが新しい事業の柱。企業ごとに性能や費用、安全、データの置き場所を細かく指定できる、専用の計算の設備を長期の契約で貸し出す。汎用の大規模な計算の貸し手とは異なり、製薬や金融、政府機関など、こだわりの強い相手に絞って提供する。靴の事業とブランドはすでに売却済みで、いまは人工知能向けの計算の貸し出しの立ち上げにすべての資源を注ぐ段階にある。
靴の事業を売って得た資金だけでは、計算の設備をそろえる費用に足りず、増資や借り入れへの依存が重い弱点を抱える。人工知能向けの計算の貸し出しには、はるかに大きな資金を持つ同業がひしめき、規模で見劣りする。立ち上げの途上で、収入がまだ乏しい。急な事業の転換ゆえ、経営陣も刷新されたばかりで、実行力が未知数な面もある。人工知能への期待が冷めれば、需要そのものが細る恐れもある。
配当を出さず、新しい経営陣のもとで人工知能向けの計算の基盤の立ち上げに資金を集中する経営。靴の事業やブランドの売却で得た資金と、追加の調達を組み合わせ、専用の計算の設備を整える方針が特徴になっている。
人工知能向けの計算の需要と、資金調達、そして立ち上げの速さに依存する。専用の計算の基盤を求める企業を集められるか、設備をそろえる巨額の資金を調達し続けられるか、巨大な同業に先んじて顧客をつかめるかが、行方を左右する大きな前提になる。
資産 $109M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $36M(33%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約1年未満分
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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