BLRX
BioLineRx承認薬を自社で売り切らず、地域ごとに権利を切り分けて対価に変える。そこで浮いた資金と人手を、外から持ち込んだ候補の育成へ回す循環を作っている。
骨髄移植の前処置に使う承認薬APHEXDAは、2023年10月にアジアの権利をGloriaへ渡した。2024年11月には残る地域の権利もAyrmidへ移し、いまは対価とロイヤリティを受け取る側に回っている。膵臓がんなど固形がんへの応用だけは、アジア圏外の権利を手元に残した。
売る役目を他社に預けた以上、相手の営業が伸び悩めばロイヤリティも細る。固形がんの試験はコロンビア大学が主催し、費用は自社とRegeneronで折半しているため、進み方に口を出しにくい。新しく組んだ脳腫瘍の候補は、まだ動物実験の段階にある。
2024年11月に主力の権利をAyrmidへ渡し、イスラエルの研究拠点に絞った小さな体制へ移った。2025年9月にはノルウェーのHemispherianと合弁を作り、脳腫瘍向けの候補GLIX1の開発をそこへ預けている。
譲渡先が承認薬をどれだけ売り込めるかで、入ってくる対価の額が決まる。手元に残した固形がんの試験と、2025年に組んだノルウェーの新興との共同研究も、この先の値打ちを左右する。
この会社をどう読むか
BioLineRx は、薬を承認まで運びきった創薬会社だが、その薬を自分では売っていない。
骨髄移植の前処置に使うAPHEXDAは、アジアをGloriaに、残る地域をAyrmidに預けた。手元に残したのは膵臓がんへの応用と、2025年にノルウェーの新興と作った合弁の脳腫瘍候補だけだ。すでに承認された薬の対価と、まだ動物実験の段階にある候補。この時間差の同居が、この会社の読みどころになる。
財務データ
この銘柄は SEC の米ドル建て年次データが取得できないため、財務の数字を表示していません。 外国企業などで決算を米ドル以外の通貨で開示している場合、通貨を取り違えたまま 載せるより表示しない方が誠実だと考えています。原文は下の関連タブから SEC EDGAR で確認できます。
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