まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
世界中に張り巡らせた拠点で、国境をまたぐ企業の決済や資金移動を支えられる国際網が他行にない強み。多国籍企業にとって代えがききにくい立場を、長年かけて築いてきた。
預金と貸出の金利差に加え、世界中に展開する企業向けの決済・送金や、投資銀行業務、カード事業が収益の柱。各国にまたがる企業の資金の流れを支える、国際色の強い銀行業の構造になっている。
世界各地の景気後退や通貨の混乱が、国際事業の収益とリスクを同時に悪化させる。事業の絞り込みや体制改善が遅れ、コストばかりかさめば、収益力の回復が遠のくリスクがある。
採算の悪い個人向け事業や海外拠点を整理し、得意な企業向け・決済事業へ集中させる再建モード。コスト削減と体制改善を進めつつ、自社株買いと配当で株主還元の回復を図る経営にある。
世界の金利と景気、そして国際的な企業活動の活発さに依存する。複雑に広げた事業の整理がうまく進むか、規制当局の求める体制改善をこなせるかが、再建の前提になる。
資産 $2.66T のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $212.3B(8%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
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