
CALC
CalciMedica免疫や炎症の暴走を、細胞へのカルシウム流入という入口で止めにいく。この経路を狙って承認された薬はまだ存在せず、既存の治療とは攻め方の設計そのものが異なる。
承認された薬がまだなく、売上は立っていない。細胞に過剰なカルシウムが流れ込む経路をふさぐ点滴薬Auxoraを唯一の柱とし、急性すい炎を対象にした次の決定的な試験の設計をFDAと詰めている段階にある。
2026年1月、急性腎障害を対象にしたKOURAGE試験を、死亡率の偏りを理由に独立データ監視委員会の勧告を受けて打ち切った。委員会も外部専門家を交えた社内の検証も薬に起因する毒性は見つけていないが、狙う病気の絞り直しは避けられなくなった。一つの分子しか持たない会社にとって、こうした中断は資金と時間の両方を削る。
資源を臨床開発の一点に集め、次の試験設計をFDAと擦り合わせながら進める。開発費は市場からの調達で賄っている。
会社の価値はAuxoraの試験結果ひとつに寄りかかっている。承認まで到達すれば売上が生まれるが、それまでの数年は手元資金と市場からの調達で持ちこたえるしかない。
この会社をどう読むか
CalciMedica が持ち駒とする薬はAuxora一つだけだ。細胞に過剰なカルシウムが流れ込む経路をふさぎ、急性すい炎のような重症の炎症を鎮めようとする点滴薬である。
2026年1月、この会社は急性腎障害を対象にしたKOURAGE試験を、死亡率の偏りを理由に途中で止めた。薬そのものの毒性は検証でも見つかっていない。それでも狙う病気を選び直す作業が発生し、日程は後ろへずれる。持ち駒が一つの会社では、試験の一度の中断がそのまま企業価値の話になる。
バランスシート (要約)
資産 $14M を負債が上回る債務超過の状態。
負債が資産を上回る債務超過。本業から入る現金もマイナスで、増資や資金繰りに注意
- 現金・現金同等物$12M
- 他の流動資産$2M
- 固定資産$61K
- 流動負債$4M
この判定で見た指標: 自己資本比率・利息カバー率 (営業利益が支払利息の何倍か)。
収益性 (TTM)
- 売上高
- —
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- —
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$21M
- フリーCF
- −$21M
- 営業CFマージン
- —
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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