規模は小さいながら、経費を抑えた効率の高い運営で業界でも屈指の収益性を長年保ってきた点が最大の強み。地元に深く根ざし、低コストの預金と保守的な融資の規律を守る。派手な拡大を追わず、連続増配と高い利益率を両立する「小粒だが優秀」を体現する地域銀行の立ち位置にいる。
ウェストバージニアを中心に、バージニアやケンタッキー、オハイオで集めた預金を、地元の企業や個人に貸し出す利ざやが収益の柱。商業向けの融資と住宅ローン、消費者向けの貸出が中心になる。資産運用や住宅ローンの手数料も加わる。地縁の深い低コストの預金と、経費を抑えた効率の高い運営で、規模の割に高い利益率を生む構造になっている。
エネルギーや鉱業の比重が高いアパラチアの地域経済が低迷すれば、融資の質が悪化する。景気後退で地元企業の貸し倒れが増えれば利益が傷む。金利の急変は利ざやと保有する債券の評価を揺らす。地盤が限られた地域に集中するため、その地域の停滞や人口の減少の影響を集中して受ける。
連続増配と自社株買いで株主に還元しながら、経費の規律と高い収益性を保つ経営。無理な拡大より地盤の深耕を優先する。地元密着の深い関係と保守的な運営で、規模を超えた利益率を長年守り続ける方針が特徴になっている。
地域経済と、預金基盤、金利水準に依存する。アパラチアの地域経済が安定して融資を支えるか、長年の関係で築いた低コストの預金を守れるか、金利の変動を利ざやの管理でこなせるか、そして高い収益性を支える経費の規律を保てるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $6.7B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $810M(12%)。
自己資本比率は同業の中央値を下回るが、極端に薄くはない
- 現金・現金同等物$192M
- 長期借入金$150M
この判定で見た指標: 自己資本比率。預金や保険の準備金が負債に立つ業態のため、流動比率と D/E は判定に使わず、自己資本比率を同業の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $74M
- 売上成長率
- 3.2%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- 175.6%
- ROE
- 16.1%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $131M
- フリーCF
- $128M
- 営業CFマージン
- 176.8%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $47M
- 配当性向
- 36.2%
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