CNF
CNFinance自ら全額を貸さず、資金の出し手と借り手をつなぐ仲介と保証に徹してきた。担保を取れない零細事業者向け融資に対し、住宅という裏付けがあることを売りにしてきたが、その裏付け自体がいま揺らいでいる。
自らお金を貸すのではなく、持ち家を持つ零細事業者と、信託会社や銀行といった資金の出し手を仲立ちする。各地の販売提携先が借り手を見つけ、CNFinanceが取次ぎ、資金の出し手が審査して融資を実行する。仲介や保証の手数料が収入源で、全国37の拠点網を通じて30以上の都市で借り手を集めている。
担保にとるのが中国の住宅である以上、不動産市況の悪化がそのまま貸し倒れの増加や担保価値の目減りに直結する。実際に足元の2年で規模は急速に萎んでおり、事業の持続力そのものが問われている。資金の出し手である信託会社や銀行が貸すのをやめれば、仲立ちする材料そのものが消える。
取扱高が急減するなかで、経営の手はもっぱら担保の管理と貸し倒れの抑制に向かっている。1999年にFanhuaの一事業として始まり、2006年に分社化、2018年11月にADRの形でニューヨーク証券取引所へ上場した、25年以上続く商売でもある。
融資の取扱高は2023年の173億元から、2024年に98億元、2025年は16億元まで、2年で9割以上減った。借り手の数も2023年の2万3,910人から、2025年には2,688人まで落ち込んでおり、住宅市況の回復と借り手の掘り起こしが今後を左右する。
この会社をどう読むか
173億元、98億元、16億元。CNFinanceが取り次いだ住宅担保融資の金額を2023年から順に並べるとこうなり、借り手の数も2万3,910人から2,688人へ落ちた。
やっているのは、広州を本拠に、持ち家の零細事業者と信託会社や銀行を引き合わせる仲介で、上場はADRの形でニューヨーク証券取引所にある。自ら貸さないぶん貸し倒れの直撃は避けられるが、担保にとる中国の住宅そのものが売れなくなれば、引き合わせる相手がいなくなる。
財務データ
この銘柄は SEC の米ドル建て年次データが取得できないため、財務の数字を表示していません。 外国企業などで決算を米ドル以外の通貨で開示している場合、通貨を取り違えたまま 載せるより表示しない方が誠実だと考えています。原文は下の関連タブから SEC EDGAR で確認できます。
CNF の掲示板
ログイン状態を確認しています…
読み込み中…