安定して稼ぎ、配当も出す手堅い会社
都市近郊の中堅の企業や専門職に深く密着し、対面の関係を築くきめ細かな融資が最大の強み。大手にはない地域の事情への精通で、顧客をつなぎ留める。中小企業の融資をネットで仲介する子会社という、伝統的な地銀にない仕組みも持つ。創業者が率いる、地域に根ざした中堅商業銀行の立ち位置にいる。
ニュージャージー州やニューヨーク近郊で、中堅の企業や専門職の個人から預金を集め、それを事業や不動産への融資に回して利ざやを得るのが事業の柱。担当者が顧客に深く密着して関係を築く、対面の銀行の業態を取る。中小企業の融資をネットで仲介する子会社も持つ。買収で地盤を広げてきた。集めた預金と貸出の金利差で稼ぐ構造になっている。
在宅勤務の広がりで弱ったオフィスなど、事業用の不動産への融資の比率が高いため、その市況の悪化が貸し倒れを増やす最大の弱点になる。金利の急な変動は利ざやと預金の動きを揺らす。預金の流出が起きれば資金繰りが苦しくなる。地域の同業や大手との預金と融資の争いも激しい。買収先の統合がうまくいかない恐れもある。
配当を出しながら、中堅企業との密着した関係を軸に、堅実な融資を続ける経営。創業者の主導で、選んだ同業の買収を重ねて地盤を広げる。事業用の不動産への融資の比率の高さに備えて貸し倒れの管理を重んじつつ、ネットでの融資の仲介という新しい道も育てる方針が特徴になっている。
地域経済と、金利、事業用不動産の市況に依存する。地盤とする都市近郊の中堅企業の景気が、融資と預金の伸びを支えるか、金利の水準が利ざやに有利に働くか、比率の高い事業用の不動産への融資の市況が保たれるか、そして買収した事業をうまく束ねられるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $14B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $1.6B(11%)。
借金が重いか支払い余力が薄い。決算ごとの確認が必要
読み込み中…