
COKE
Coca-Cola Consolidated米国最大の独立系の瓶詰め会社として、決められた地域でコカ・コーラ製品を独占的に製造し流通する地盤が最大の強み。創業家が五代にわたり長期の視点で経営し、地域独占の安定した事業を着実に複利で育ててきた。流動性は低いが、地味ながら高い資本効率を積み上げる隠れた優等生の立ち位置にいる。
コカ・コーラ本社と結んだ長期の契約に基づき、米東部の十数州でコーラや炭酸飲料、水、スポーツ飲料を製造し、スーパーやコンビニ、飲食店、自動販売機へ届けるのが収益の柱。決められた地域での製造と流通を独占的に担う。本社からシロップを買い、製品にして売る差で稼ぐ。生活に根ざした飲料の安定した需要を、地域独占で着実に刈り取る構造になっている。
健康志向の高まりや、食欲を抑える薬の普及で、炭酸飲料の需要が長期で細る懸念がある。アルミや砂糖、燃料などの原料と物流の費用が高騰すれば、薄い利幅が削られる。本社との契約でシロップの価格が引き上げられれば採算が圧迫される。景気後退でコンビニや飲食店の販売が落ちることもある。
連続増配を続け、時に特別配当も払う一方、自社株買いは抑える経営。創業家が長期の視点で保守的に資本を配分する。地域独占の安定した飲料事業に徹し、派手さを避けて着実に資本効率を積み上げる地味な運営が特徴になっている。
炭酸飲料の需要と、本社との契約、原料費に依存する。米東部の飲料の需要が保たれるか、コカ・コーラ本社との地域独占の契約とシロップの価格が安定するか、アルミや砂糖などの原料費を抑えられるか、そして健康志向や食欲を抑える薬の広がりが炭酸の需要を削りすぎないかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $4.3B を負債が上回る債務超過の状態。
純資産はマイナスだが、営業利益は支払利息の10倍、借金は本業の稼ぎの約2.4年分
- 現金・現金同等物$282M
- 他の流動資産$1.1B
- 固定資産$2.9B
- 流動負債$1.1B
- 長期借入金$2.7B
- 短期借入金$100M
この判定で見た指標: 自己資本比率・利息カバー率 (営業利益が支払利息の何倍か)・負債/EBITDA (借金が本業の稼ぎの何年分か)。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $7.2B
- 売上成長率
- 4.8%
- 粗利率
- 39.7%
- 営業利益率
- 13.2%
- 純利益率
- 7.9%
- ROE
- —
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $932M
- フリーCF
- $620M
- 営業CFマージン
- 12.9%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $87M
- 配当性向
- 15.2%
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