
CRON
Cronos Group純粋なカナダの大麻の会社とは異なり、大手のたばこ会社が多くの出資をして資本面の後ろ盾になり、米国の合法化の際には完全に買収する筋道が明確という点が最大の特徴。早くからイスラエルの医療用の大麻の市場にも進出した。大手の資本と出口の筋道を背に、米国の合法化を待つ、賭けの大きい大麻の小型企業の立ち位置にいる。
大麻に関わる製品を作り、売るのが事業の柱。カナダでは、嗜好用の乾燥花や吸引具、食品といった製品を複数のブランドで展開し、イスラエルでは医療用の大麻を手がける。栽培や供給は、認可を持つ自社の拠点や、出資する合弁を通じて行う。大手のたばこ会社が多くの出資を行い、米国が連邦の水準で合法化した際には完全に買収する権利を持つ。大麻と関連製品の販売で稼ぐ構造になっている。
カナダの大麻の市場は供給過剰で価格の下落が続き、現地の事業の赤字が拡大する弱点を抱える。期待される米国の連邦の合法化は、長らく遅れ続けており、いつ実現するか見通せない。出資する大手のたばこ会社が株式を売り出せば、需給の重しになる。同業のカナダの大手との競争や、イスラエルの地政学のリスクも逆風になる。赤字が続く。
配当を出さず、カナダやイスラエルでの費用の削減と市場の縮小への対応を進めつつ、米国の合法化を待つ耐久の経営。出資する大手のたばこ会社と協調し、現金を温存して事業を絞る。完全に買収される権利を維持しながら、合法化という大きな転機を待つ保守的な運営が特徴になっている。
大麻の市況と、米国の合法化、大手の出資に依存する。供給過剰で価格の下落が続くカナダの大麻の市況に耐えられるか、米国が連邦の水準で大麻を合法化して大手の買収の引き金が引かれるか、出資する大手のたばこ会社が株式を保有し続けるか、そして赤字を抑えて資金を保てるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $1.2B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $1.1B(91%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。黒字化の道筋が焦点
- 現金・現金同等物$792M
- 他の流動資産$152M
- 固定資産$253M
- 流動負債$48M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $147M
- 売上成長率
- 24.6%
- 粗利率
- 42.8%
- 営業利益率
- −11.9%
- 純利益率
- −6.4%
- ROE
- −0.9%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $26M
- フリーCF
- $149K
- 営業CFマージン
- 17.6%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $6M
- 配当性向
- —
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