配当を出さず稼ぎを再投資する、黒字で財務も底堅い会社
音声処理と電源管理という専門分野で高い技術を持ち、スマホの高音質や省電力に欠かせない半導体を供給する点が強み。長年の取引で大口顧客の要求に応える技術を磨いてきた。音声や電源の技術を、スマホ以外の機器や新しい用途へ広げて、単一顧客への依存を和らげようとする立ち位置にいる。
スマホなどの音声をきれいに処理する半導体と、電力を効率よく管理する半導体の販売が収益の柱。音を高音質で再生・録音したり、雑音を抑えたりするチップや、電池の電力を制御するチップを設計し、スマホメーカーに供給する。高度な音声・電源技術を要する半導体を、スマホ向けを中心に供給して稼ぐ構造になっている。
特定の大口顧客への依存が極めて高く、その顧客のスマホ販売が鈍ったり、チップの採用を減らしたりすると、業績が大きく落ち込む。スマホ市場の頭打ちや、顧客が部品を自社開発に切り替える動き、競合との競争も、収益の重しになりうる。単一顧客への依存が最大の弱みになっている。
配当を出さず、利益を音声・電源技術の開発と、新しい用途・顧客への展開に振り向ける経営。特定の大口顧客への依存という弱みを、音声以外の用途や新しい機器へ広げて和らげようとしながら、専門技術を磨いてスマホ向けの高度な半導体で稼ぐ力を保つ方針が特徴になっている。
スマホの販売台数と、大口顧客の動向、技術の進化に依存する。スマホ市場が底堅いか、一台あたりに使われる音声・電源チップが増えるか、最大の顧客向けの採用を保てるか、そして音声以外の用途へ広げて依存を和らげられるかが、業績を左右する大きな前提になる。大口顧客次第の面が大きい。
資産 $2.5B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $2.1B(85%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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