まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
免疫の細胞の働きに関わる特定の酵素を狙う、業界でも先駆けの独自の飲み薬という点が最大の特徴。同じ一つの薬を、血液のがんとアトピー性皮膚炎という異なる二つの領域で展開する。率いる創業者は、過去に大型の血液がんの薬を成功させ大手に高額で売却した実績を持つ。新しい標的に賭ける臨床バイオの立ち位置にいる。
免疫の細胞の働きに関わる特定の酵素を抑える、独自の飲み薬を開発するのが事業の柱。この酵素を抑えると、過剰な免疫の反応や炎症を抑えられる。主力の候補は、再発した血液のがんを狙う後期の試験と、アトピー性皮膚炎を狙う中期の試験を同時に進める。承認薬はまだなく、当面は資金調達で試験を進める段階の構造になっている。率いるのは、過去に大型の薬を成功させた経験を持つ創業者。
主力候補が後期の試験で失敗すれば、価値が大きく傷む賭けの大きさが最大の弱点になる。アトピー性皮膚炎には、すでに有力な薬を持つ大手がひしめき、差を示すのが難しい。承認薬がなく売上が乏しいまま赤字が続き、増資で持ち分が薄まる。狙う酵素を抑える発想が、臨床で十分に効くと証明される保証もない。試験の結果一つで株価が大きく振れる。
配当を出さず、現金を主力候補の後期と中期の試験に集中投下する経営。過去に大型の薬を成功させた創業者が率いる。一つの独自の酵素を狙う薬に資源を絞り、増資で段階的に資金を集めつつ、提携の機会も探る。試験の節目で価値を高め、承認までの赤字の期間をつなぐ方針が特徴になっている。
主力候補の試験と、資金繰り、競合に依存する。血液のがんを狙う主力候補が後期の試験で効き目と安全性を示せるか、アトピー性皮膚炎の中期の試験で大手の薬との差を示せるか、承認まで長く続く開発の資金を調達で支えられるか、そして独自の酵素を狙う発想が評価されるかが、株価を左右する大きな前提になる。
資産 $71M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $61M(86%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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