
CTEV
Claritev同業の多くが投資ファンドや保険会社の傘下に入るなか、上場を保ったまま140万件規模の医療提供者網を運営する数少ない独立系。請求分析、ネットワーク、支払い精度をひとつの基盤の上で束ねている。
保険会社や大企業の自家保険部門など750社超の顧客に、保険網の外の高額請求を適正価格へ交渉するサービスなどを提供する。140万件超の医療提供者と契約するネットワークを持ち、6000万人超の加入者がその恩恵を受ける仕組みだ。
保険網の外の請求を抑える制度改正が進めば、主力の交渉サービスの市場そのものが縮む。大手保険会社が同じ機能を自前で持てば顧客を失いかねず、独立系という立場も揺らぐ。
社名を変えるところから始めた事業の組み替えと借入の圧縮に手を割きつつ、データ基盤への投資だけは止めない。制度の逆風のなかで、稼ぎ口の入れ替えを急いでいる。
保険会社との契約が続くかどうかと、保険網の外の高額請求を巡る規制の行方が命綱になる。過去5年でデータ基盤に$500M超を投じており、その技術を新しい市場のリスク分析へ広げられるかも鍵を握る。
この会社をどう読むか
Claritevの顧客は患者ではなく、医療費を払う側だ。1980年の創業から45年を超える請求データを強みに、保険網の外で起きた高額請求が妥当な値段かを判定し、支払いが済む前の交渉で下げる。
750社超の顧客を通じて6000万人超の加入者に届く規模を持つが、その主力事業はいま、保険網の外の請求を規制で抑える国の動きに正面から当たっている。データと医療提供者網という資産を新しい市場へどう振り向けるかが、この先の値打ちを決める。
バランスシート (要約)
資産 $4.9B を負債が上回る債務超過の状態。
負債が資産を上回る債務超過。営業利益が支払利息に届いていない、借金は本業の稼ぎの約35年分
- 現金・現金同等物$17M
- 他の流動資産$208M
- 固定資産$4.7B
- 流動負債$261M
- 長期借入金$4.6B
- 短期借入金$15M
この判定で見た指標: 自己資本比率・利息カバー率 (営業利益が支払利息の何倍か)・負債/EBITDA (借金が本業の稼ぎの何年分か)。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $965M
- 売上成長率
- 3.7%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 3.0%
- 純利益率
- −29.4%
- ROE
- —
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $117M
- フリーCF
- −$12M
- 営業CFマージン
- 12.2%
- 現金ランウェイ
- 約1年
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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