DQ
Daqo New Energyパネルの完成品ではなく最も川上の原料に絞り、2024年5月には内モンゴル自治区バオトウのフェーズ5B工場を立ち上げて生産能力を積み増した。同じ月に半導体向けの超高純度シリコンの生産も始めており、太陽光一本ではない出口を細く用意している。
太陽光パネルの部材メーカー向けに、極めて高い純度まで精製したシリコンを大量に作って売る。精製に膨大な電気を使うため、電力の安い新疆と内モンゴル自治区に工場を置き、量産で単位あたりの費用を抑える力を競争力にしてきた。
中国勢の増産が重なるとシリコンの値段は原価を割り込みやすく、巨額の設備を抱えたまま稼働率が落ちれば固定費が利益を食いつぶす。米中間の貿易や新疆産品をめぐる規制は、輸出そのものを制約しかねない。
増産で得た規模の力を、そのまま次の工場への設備投資に振り向ける拡張志向が続く。相場の急落局面でも生産を止めず、原価の低さで生き残る道を選んできた。
世界の太陽光パネル需要の伸び、シリコン相場、そして製造に不可欠な電力の調達コストが、そのまま利幅の広さになる。中国国内の同業が一斉に増産すると相場が崩れやすく、その波を読み違えると設備投資が重荷になる。
この会社をどう読むか
工場の場所を見ると、Daqo New Energyという会社の性格がおおよそ分かる。新疆と内モンゴル自治区という中国内陸の二か所に集まっていて、共通点は電気が安いことだ。
作るのは太陽光パネルではなく、その一番奥にある高純度シリコンの塊で、精製に大量の電気を食うからこそ電力の安い土地へ工場を寄せてきた。完成品ではなく原料の量産に賭けているぶん、シリコン相場が崩れれば赤字に直結する。
財務データ
この銘柄は SEC の米ドル建て年次データが取得できないため、財務の数字を表示していません。 外国企業などで決算を米ドル以外の通貨で開示している場合、通貨を取り違えたまま 載せるより表示しない方が誠実だと考えています。原文は下の関連タブから SEC EDGAR で確認できます。
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