EHGO
Eshallgoサービス拠点から管理費を取らず、修理や部品で得た収入を拠点側にそのまま残している。目先の取り分を放棄して拠点網を厚くする選択が155拠点の広がりを生んだ反面、本体に保守収入が積み上がらない理由にもなっている。
複合機やプリンター、その消耗品と交換部品を中国の企業や官公庁に売る商いが収入のほぼ全部を占める。伸ばしたいと公言している保守サービスの売上は機器販売の20分の1ほどで、直近の1年ではむしろ3割以上減った。
消耗品と交換部品が伸びているのは、顧客が新しい機械を買わずに古い機械を直して使っているからでもある。設備投資が戻らないまま紙の書類が減り続ければ、機器販売と保守の両方が細る。
ケイマン諸島籍の持株会社の下で、上海の運営会社が機器販売と拠点網の拡大を進める。ISOや高新技術企業の認定を取り、自社でERPを組み、商社からサービス業への衣替えを長期の目標に掲げ続けている。
155カ所のサービス拠点と1,000人を超える技術者の網、20を超える省級子会社を維持できるかで対応範囲が決まる。上海の変動持分事業体(VIE)を通じた運営なので、中国の外資規制の扱いも前提にある。
この会社をどう読むか
EShallGoの決算は、会社が語る自画像と数字の姿が食い違っている。経営陣は「機器を売る商社から保守サービスの会社へ」と繰り返すが、直近1年で伸びたのは機器と消耗品の販売のほうで、保守の売上は3割以上減った。
食い違いの一因は自分たちの設計にある。155カ所のサービス拠点から管理費を取らず、修理で得た収入を拠点側にそのまま渡しているため、網が広がっても本体の保守収入には変わらない。HPやゼロックス、京セラの正規代理店として平安保険や太平人寿の事務所に機械を納める商社の顔が、いまのところ本業だ。
財務データ
この銘柄は SEC の米ドル建て年次データが取得できないため、財務の数字を表示していません。 外国企業などで決算を米ドル以外の通貨で開示している場合、通貨を取り違えたまま 載せるより表示しない方が誠実だと考えています。原文は下の関連タブから SEC EDGAR で確認できます。
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