ERIC
Ericsson
電話そのものが生まれた年に創業し、150年を経たいまも基地局市場に残る数少ない世界規模の供給元であり続けている。
携帯電話網を支える基地局と回線設備を作り、世界の通信会社へ売るNetworks事業が土台にある。ここに、通信網を動かすソフトと運用を担う部門、企業や自治体向けの通信を扱う部門が乗る。規格が切り替わるたび通信会社が設備を入れ替えるため、その波を取り込む形で売上が立つ。
規格の切り替えが一巡すると注文は一気に細る。中国メーカーは価格を強みに攻勢をかけ、地政学の緊張は追い風にも逆風にもなる。約1万5千社にのぼる取引先の調達網が乱れれば、部品の供給が滞る恐れもある。
配当を維持しつつ、次の規格への技術投資と世界の通信会社への販売網の維持を優先する。Networks事業の収益力を他部門の育成へ回す形を取る。
買い手は世界の通信会社にほぼ限られ、その設備投資の増減がそのまま注文量になる。次の規格への切り替えがいつ来るかという、自社では決められない時計に業績が同期している。
この会社をどう読むか
1876年、アレクサンダー・グラハム・ベルが米国で電話の特許を出願した。同じ年、ストックホルムでラーシュ・マグヌス・エリクソンが電信機を修理する小さな工房を開いている。
150年後のいまも、この会社は携帯電話網の基地局という物理インフラを作り続けている。次の規格が来るたび需要を取り込める代わりに、通信会社の設備投資の波にそのまま揺られる体質で、中国メーカーとの価格競争と地政学の綱引きが常に背後にある。
財務データ
この銘柄は SEC の米ドル建て年次データが取得できないため、財務の数字を表示していません。 外国企業などで決算を米ドル以外の通貨で開示している場合、通貨を取り違えたまま 載せるより表示しない方が誠実だと考えています。原文は下の関連タブから SEC EDGAR で確認できます。
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