
配当利回りが高く、配当で株主に報いる会社
設計の相談、製造、販売を自前で一貫して束ねる、完全な垂直の統合が最大の特徴。百五十を超える店舗と、注文を受けて作る方式、専属の室内設計の相談役、九十年を超える歴史を併せ持つ。多くの家具の小売の大手が製造を外に委ねる中で、自社の製造を保つ。一般の家具の小売の大手とは異なる、設計から製造販売まで自前で担う小型の高級家具の会社の立ち位置にいる。
注文を受けてから作る高級な家具の販売が事業の柱。各地の店舗に置く専属の室内設計の相談役が、客の自宅を訪ねて家具の配置を提案し、居間や寝室、書斎などの家具を一件あたり数千ドルの単位で受注する。米国や海外に百五十を超える店舗を構え、自社の工場で製造し、自社の物流で届ける。設計の相談から製造、販売、配送までを自前で一貫して担う点が際立つ。注文を受けて作る高級家具の販売で稼ぐ構造になっている。
金利の高止まりや中古住宅の取引の低迷で、高級な家具の需要が冷える弱点を抱える。関税の引き上げは、中米の工場の費用の優位を揺るがす。同業の高級家具の店との、デザインの流行の移り変わりやネットの攻勢の競争も激しい。景気の後退で、買い控えのしやすい家具への支出が真っ先に減る。長年率いる経営者の高齢化と後継の問題も付きまとう。
四半期ごとの配当を続け、時に特別な配当も上乗せし、自社株買いも併せて株主に還す経営。長年にわたり同じ経営者が率いる。垂直の統合を保ちつつ、店舗の刷新や、自宅での室内の設計の拡大、関税への対応を進める。設計から製造販売まで一貫する独自の強みと、株主への還元の両立を重んじる方針が特徴になっている。
高級家具の需要と、住宅市場、製造の費用に依存する。富裕層による高級な家具と室内の設計の需要が保たれるか、新築や改装、中古住宅の取引といった住宅市場が活発か、店舗の集客と相談役による受注の転換が進むか、そして中米などの工場の製造の費用や関税の動向に左右されないかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $737M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $482M(65%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
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