EXOZ
Exozymes細胞を丸ごと使わず、精製した酵素の反応だけで物質を作る。同じ合成生物の分野でも、この割り切り方は少数派になる。
製品の販売による収入はほとんどない開発段階の会社。生きた細胞を発酵させる代わりに、反応を担う酵素だけを取り出して使う。安く手に入る原料から医薬品向けの化合物や、航空燃料用のイソブタノールを作ろうとしている。研究の元手は政府機関や財団、企業からの助成金だ。
生きた細胞を使う発酵方式や、従来の化学合成との競争にさらされる。合成生物という分野は過去に期待が先行して資金が冷え込んだ経緯があり、その逆風がまだ残る。収入がほとんどない段階が長引けば、増資を重ねるほかない。
助成金を主な財布として研究を進める段階にあり、株主への還元は行っていない。資金と時間は、工場の規模でも技術が動くと示す実証に集中させている。
酵素だけで物質を作る仕組みが、工場の規模で安く安定して動くと示せるかに懸かる。研究費の多くは助成金で賄っており、自ら顧客を見つけて売上に転換できるかが次の関門になる。
この会社をどう読むか
この会社は2025年2月まで、Invizyne Technologiesという社名で知られていた。改名後のeXoZymesという名前は、生きた細胞を使わず酵素の反応だけで化学品を作る技術に自ら付けた呼び名を、そのまま社名にしたものだ。
エネルギー省と国立衛生研究所からの政府助成に加え、ゲイツ財団のテルペン研究向け助成、シェルの支援プログラムからも資金を得てきた。医薬品の原料や航空燃料向けの化合物づくりを試す段階で、まだ製品を売って稼いではいない。助成金で技術を磨きながら、買ってくれる顧客を探している最中の会社だ。
バランスシート (要約)
資産 $6M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $3M(57%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
- 現金・現金同等物$3M
- 他の流動資産$900K
- 固定資産$2M
- 流動負債$2M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- —
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- −269.6%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$7M
- フリーCF
- −$7M
- 営業CFマージン
- —
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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