FABC
Fabric.AI半導体を光でつなぐ発想そのものは競合も追うが、Kopin由来のMicroLEDという発光素子を選んだ点が独自になる。
まだ売上はない。2026年4月にKopinと共同開発・実施許諾契約を結び、同社のMicroLED技術を使う初号品「Neural I/o」の開発に入った。GPUどうしの配線を電気から光に置き換え、AIデータセンターの通信を速くする狙いだ。技術の使用権の対価には、Kopinに渡したSeries J優先株などを充てている。
Neural I/oは開発中で、AIデータセンターに採用される保証はない。電気自動車から暗号資産、光配線へと1年足らずで看板が替わった経緯があり、投資家の信用は積み直しの途中にある。
直近の10-Kは旧社名StableXのまま、ステーブルコイン関連トークンを買い持つ話しか載っていない。決算書と実際の事業が半年ずれるほど、方向転換の速さが経営の性格になっている。
Kopinから借りたMicroLED技術の開発が計画どおり進むかにかかる。設計しか持たないので、量産の段になれば外部の製造委託先も要る。
この会社をどう読むか
Fabric.AIという社名がついたのは2026年4月28日、ティッカーがSBLXからFABCに替わったのはその翌日だ。それまではStableXという暗号資産の投資会社で、さらに前は小型電気自動車のAYROだった。
いまの中身は、GPUどうしを光でつなぐNeural I/oというチップの開発である。Kopinと組んで発光素子の技術を借り、製造は外部に出すファブレスの構えを取る。ただし直近の年次報告書はまだStableX名義で、書類のほうは前の事業に置き去りになっている。
バランスシート (要約)
資産 $11M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $4M(33%)。
開示から読める範囲ではおおむね健全
- 現金・現金同等物$5M
- 他の流動資産$4M
- 固定資産$2M
- 流動負債$2M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- —
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- −568.4%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$8M
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- —
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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