GELS
Gelteq錠剤や粉を飲み込みにくい人と、薬を嫌がるペットという、既存の剤形が届いていない相手だけを狙う。2025年7月にはロイヤル・メルボルン病院を運営するメルボルン・ヘルスと、大腸ポリープの抑制が期待される化合物HAMSBを使う製品の共同開発で合意した。
自社の看板では売らず、他社が自社ブランドとして出せるホワイトラベルの形でゼリー製品を作り、その製造対価を受け取る。対象はペット向け、スポーツ栄養、処方薬、市販薬、栄養補助食品の5分野にまたがる。
2024年10月のIPOで集めた$5.2Mは、採用が決まらないまま時間が過ぎれば先に減っていく。ロイヤリティではなく自社製造で稼ぐ形のため、大口の委託先を一つ失った時の穴が大きい。
創業者が2015年から続けるモナッシュ大学との共同研究で技術を足しながら、委託してくれる相手を一社ずつ増やしている。2025年3月にはリンカーン・パーク・キャピタルとの間に最大$12Mの株式売出枠を確保し、運転資金の穴を埋められるようにした。
製薬会社や食品会社に技術を採用してもらえるかが、そのまま売上の有無になる。中国ではWPIC社と組んで2025年3月からオンライン販売を始めており、この販路が育つかも資金繰りに響く。
この会社をどう読むか
Gelteqが持っているのは薬ではなく、薬の形だ。錠剤や粉末を飲み込みにくい人や、薬を吐き出してしまうペットのために、有効成分をゼリーに練り込む技術を開発してきた。
ただし、その技術で自社ブランドを立てるつもりはない。他社が自分の商品として売り出せるホワイトラベルの形で作り、製造の対価を受け取る。だから業績を決めるのは製品の出来ではなく、採用してくれる製薬会社や食品会社が何社集まるかという、別の次元の話になる。
財務データ
この銘柄は SEC の米ドル建て年次データが取得できないため、財務の数字を表示していません。 外国企業などで決算を米ドル以外の通貨で開示している場合、通貨を取り違えたまま 載せるより表示しない方が誠実だと考えています。原文は下の関連タブから SEC EDGAR で確認できます。
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