GFS
GlobalFoundries
最先端の微細化を追う代わりに、自動車や通信インフラ、防衛関連向けの信頼性重視の技術に的を絞り、米国と欧州、アジアの3極で製造できる数少ない受託製造会社。
顧客の設計どおりに半導体ウエハーを作って納める受託製造が中心で、純収入の89%はウエハーの加工賃から来る。残りはフォトマスクの製造や知財のライセンス料が占める。出荷量の63%は自社の技術でしか作れない専用品で、価格の主導権を保ちやすい構成だ。
2024年には米ニューヨーク州の工場の生産設備で$935Mの減損を計上し、通年で赤字に転落した。半導体需要が冷えて稼働率が落ちると、固定費の重さが一気に利益を圧迫する構造はいまも変わらない。
AI処理向けの設計資産を持つMIPSを買収し、作ることだけでなく顧客に渡す知財の側にも投資を広げている。
工場の稼働率(2025年は86%、前年の77%から回復)と、顧客と結んだ複数年の供給契約の履行に左右される。米CHIPS法などの政府補助金も、設備投資計画の前提に組み込まれている。
この会社をどう読むか
GlobalFoundriesは、かつてAMDの工場だった拠点を土台に生まれた会社で、自社では半導体を設計せず、作ることに徹する受託製造の会社だ。ただし同じ受託製造でも、最先端の微細化を競う道は最初から選んでいない。
自動車や通信、防衛といった枯れた世代でも高い信頼性が求められる分野に的を絞り、米欧亜に分散した工場でその需要を拾う。2024年に減損で沈んだ利益が2025年に急回復した経緯を見ると、稼働率がどれだけ収益を左右するかがよく分かる。
財務データ
この銘柄は SEC の米ドル建て年次データが取得できないため、財務の数字を表示していません。 外国企業などで決算を米ドル以外の通貨で開示している場合、通貨を取り違えたまま 載せるより表示しない方が誠実だと考えています。原文は下の関連タブから SEC EDGAR で確認できます。
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