GIB
CGI
自力の成長と買収を組み合わせる「ビルド・アンド・バイ」を、四つの柱として明文化して続けてきた。創業以来「所有者として、誇れる会社を一緒につくる」という言葉を掲げ、働く人が株主として関わる考え方を組織の建前に据えている。
企業や政府の情報システムを設計・構築し、その後の運用と保守まで長期契約で請け負う。案件は複数年にわたるものが多く、収入は契約残高として積み上がる。フランス、ドイツ、スペイン、北欧など欧州各国に現地法人を持ち、地域ごとに受注する体制をとる。
人手が原価の中心なので、技術者の人件費が上がれば利益は直接削られる。景気が冷えると企業のIT投資は後回しにされやすい。買収で規模を広げる方針は、高値づかみと統合の失敗という裏返しを常に抱える。
1986年の上場以来、議決権の多いクラスB株を通じて創業者セルジュ・ゴダン氏が支配権を保っている。買収の是非を短期の株主の声ではなく創業家の判断で決められる構造だ。
新規受注をどれだけ取れるか、既存の運用契約をどれだけ更新できるかで業績が動く。技術者を確保できる人数が、そのまま受注をこなせる量の上限になる。
この会社をどう読むか
CGIは1976年にモントリオールで生まれ、1986年に上場した。ただし上場企業といっても、議決権の多いクラスB株を通じて創業者セルジュ・ゴダン氏が会社を支配している。買収を重ねて大きくなる会社にとって、この構造は決め方そのものを変える。
事業の中身は、企業や政府の情報システムを作り、その後何年も運用と保守を請け負う地道な受託業だ。規模は自力の成長だけでなく、同業を買い足す「ビルド・アンド・バイ」で広げてきた。買った先を自社のやり方に馴染ませられるかどうかが、この会社の伸びしろを決める。
財務データ
この銘柄は SEC の米ドル建て年次データが取得できないため、財務の数字を表示していません。 外国企業などで決算を米ドル以外の通貨で開示している場合、通貨を取り違えたまま 載せるより表示しない方が誠実だと考えています。原文は下の関連タブから SEC EDGAR で確認できます。
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