GIGM
GigaMedia新作を次々に投じる競争には加わらず、麻雀という古い遊びを20年以上運営し続けている。ロボット開発会社に貸し付けた転換社債など、ゲームの外に置いた資金の行方が損益に効いてくるのも、この規模では珍しい。
台湾と香港で「FunTown」の名を掲げ、麻雀やカジノ風のゲームを運営して課金収入を得る。2025年の売上は$3.5Mで前年比17%増えたが、伸びたのは他社から借りたスポーツゲームで、看板の麻雀と賭博系は$1.1Mの横ばいだった。
営業段階では2023年から毎年$3M台の赤字が続き、2025年も$3.6Mの損失を出した。最終赤字が$1.6Mに収まるのは営業外の$2.0Mが穴を埋めているからで、その6割は預金の利息にすぎない。
使わなくなった香港と台湾の子会社を順に清算し、抱える法人の数そのものを減らしてきた。稼ぎ手を増やすより、残った現金を減らさない側に神経を使う経営に見える。
遊び場はいまも主にパソコンの画面で、スマホ向けへの作り替えが遅れれば利用者はそのまま減っていく。台湾で有数の麻雀サイトという評判を保てるかどうかが、課金の土台になる。
この会社をどう読むか
台湾で麻雀を打つ人にとって、FunTownは20年以上そこにある遊び場だ。ただ損益計算書を開くと、その遊び場は毎年$3M台の営業赤字を出している側で、最終赤字を薄めているのは預金の利息のほうだと分かる。
2025年に売上を押し上げたのも、自社の麻雀ではなく他社から借りたスポーツゲームだった。新作の当たり外れよりも、過去の事業整理で残した資金をどの速さで使い、どこで下げ止まるかのほうが、この会社の残り時間を決めている。
財務データ
この銘柄は SEC の米ドル建て年次データが取得できないため、財務の数字を表示していません。 外国企業などで決算を米ドル以外の通貨で開示している場合、通貨を取り違えたまま 載せるより表示しない方が誠実だと考えています。原文は下の関連タブから SEC EDGAR で確認できます。
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