
まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
良い産業で確かな地位を持つ事業を買い集め、長く保有して独自の経営の手法で磨くという、投資ファンドとも従来の持株会社とも異なる発想が最大の特徴。期限を切って売却を迫られない長期の資本を持つ。金属製のカードという確かな現金源を母体に、優良な事業を束ねて育てる、買収と運営の改善を軸にする持株会社の立ち位置にいる。
良い産業で確かな地位を持つ事業を買い集め、長く保有して運営を磨くのが事業の柱。母体は、高級なクレジットカード向けの金属製のカードを作る事業で、大手のカード会社に供給する。近年は、飲料容器などを成形する産業機械の大手も買収して傘下に加えた。系列の運営会社が独自の経営の手法を各事業に適用し、改善する。傘下の事業が生む現金と、買収による拡大で稼ぐ構造になっている。
金属製のカードは、利用が減ったり競合に押されたりすれば需要が細る。買収した産業機械は、原料費や関税、景気の変動に振られる。買収を重ねた統合がうまくいかず、買収先の価値の見直しで損失が出る恐れもある。系列の運営会社との取引の公正さを巡る指摘も付きまとう。複数の事業を抱えるゆえ、一部の不振が全体に響く。
配当を出さず、傘下の事業が生む現金を、独自の経営の手法の適用と、優良な事業の買収に振り向ける経営。系列の運営会社が資本の配分と戦略を担い、各事業の責任者に裁量を与える分散した統治を取る。むやみな買収より、既存事業の改善と、収益性の高い事業の選んだ取得を優先する方針が特徴になっている。
傘下事業の業績と、買収、運営の改善に依存する。金属製のカードや産業機械といった傘下の事業が安定して現金を生むか、独自の経営の手法で各事業の採算を改善できるか、良い事業を適切な価格で買い増せるか、そして系列の運営会社との関係が円滑に保たれるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $517M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $243M(47%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約5年分
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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