
まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
百年を超える歴史と、ハーバードの医学校の生理学の教授に由来する、注射の送液装置や神経の電気を測る装置といった製品を作る独立系の専業という点が最大の特徴。研究や創薬、薬の前の段階の試験という特定のニッチに特化する。生命科学の機器の世界の大手とは異なる、百年を超える歴史とニッチへの特化を持つ中小型の独立したメーカーの立ち位置にいる。
研究用の生命科学の機器と、その消耗品、サービスを作って売るのが事業の柱。液体を一定の速さで送る注射の送液装置や、細胞の電気を測る装置、動物の行動を調べる装置、細胞を分析する装置、薬の前の段階の試験の機器といった、生理学に由来する歴史ある製品を、大学や政府の研究所、製薬やバイオ、受託の研究の会社に売る。米国や欧州、中国に拠点を持ち、直販と販売店の両方で展開する。これらの研究用の機器の販売で稼ぐ構造になっている。
生命科学の機器の世界の大手が、シェアを取る弱点を抱える。米国の公的な研究の資金の縮小など、世界の研究の予算の削減も逆風になる。米中の関税で、中国の売上が圧迫されることもある。為替の変動で、報告する通貨での売上が縮むこともある。歴史あるブランドが薄まり、価格の圧力が生じることもある。借入の借り換えが難しくなる恐れもある。
配当を出さず、歴史ある製品の維持と、研究機関や製薬向けの新しい製品の開発、借入の借り換えに資金を充てる、歴史ある経営。現在の財務の責任者の体制のもとで、米国や欧州、中国の拠点を保ちながら、生命科学の機器の市場で選んで成長する。買収より、自前のニッチな製品の開発と、歴史あるブランドの維持を優先する運営になっている。
研究の予算と、前の段階の試験の需要、為替に依存する。世界の生命科学の研究の予算、とりわけ米国や欧州、中国の公的な研究の資金が保たれるか、製薬やバイオの薬の前の段階の試験の需要が続くか、機器の更新の周期が来るか、そして米中の関係や関税、為替の変動をこなせるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $80M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $14M(17%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。黒字化の道筋が焦点
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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