Hawaiian Electric Industries は、ハワイの島々でほぼ唯一の電力を担う公益会社で、マウイ島の山火事の賠償を抱えて再建中だ。
最大の強みは、離島という閉じた市場で電力という必需を一手に供給する、競争のない独占に近い地位にある。立て直せれば安定した公益の地盤に戻れる。一方でマウイ島の山火事の賠償が膨らめば財務が一気に傷み、追加の訴訟や災害も重荷になる。再生可能エネルギーへの移行費用や、離島ゆえの規模の小ささも弱みになる。HE を読むときは、ハワイの電力需要と山火事の賠償、料金の認可を軸に見るとよい。

