
配当を出さず稼ぎを再投資する、黒字で財務も底堅い会社
ハワイの島々でほぼ唯一の電力を担う、競争のない独占に近い地位が最大の強み。離島という閉じた市場で、電力という究極の必需を一手に供給する。百年を超える歴史を持ち、再生可能エネルギーへの移行でも島の中心に立つ。山火事の痛手から立て直せれば、安定した公益の地盤に戻れる立ち位置にいる。
ハワイの主な島々で、家庭と企業に電気を供給する規制下の料金が収益の柱。島ごとに発電所と送配電網を持ち、住民のほぼすべての電力を担う独占に近い立場にある。州の委員会が認める料金で投資を回収し、燃料費は利用者へ転嫁する仕組み。傘下に銀行も持つが売却を進めている。電力の供給で安定して稼ぐ構造になっている。
マウイ島の山火事をめぐる賠償が想定を超えて膨らめば、財務が一気に傷む。追加の訴訟や、ハリケーンなど島特有の災害も重荷になる。再生可能エネルギーへの移行には多額の投資が要り、費用が超過すれば採算を圧迫する。離島ゆえに規模が小さく、本土の大手のような効率を出しにくい弱さも抱える。
配当を止め、現金を山火事の賠償と財務の立て直しに集中させる再建の経営。傘下の銀行を売却して資金を確保する動きを進める。州の委員会との関係を保ちながら、再生可能エネルギーへの移行と賠償の決着を両立させる方針が特徴になっている。
ハワイの電力需要と、山火事の賠償、料金の認可に依存する。観光に支えられる島の経済が電力需要を保つか、マウイ島の山火事の賠償と保険の負担をこなせるか、州の委員会が投資への料金改定を認めるか、そして止めた配当を再開できるだけの財務を取り戻せるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $8.9B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $1.6B(18%)。
借金と支払い余力は並の水準。大きな不安はない
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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