まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
腫瘍細胞を細菌に見せかけて自然免疫の攻撃を誘う「IFx」技術が土台にある。そこへKineta買収で得たVISTA阻害抗体と、デルタオピオイド受容体(DOR)を狙う抗体薬物複合体が加わり、系統の違う3つの免疫技術を一手に抱える。
承認薬はまだなく、収入もほぼない。主力候補のIFx-2.0は腫瘍細胞を細菌に似せて自然免疫を刺激する技術で、チェックポイント阻害薬が効きにくい患者から反応を引き出す狙いを持つ。2025年6月、FDAの迅速承認制度を使い、Keytruda併用でのメルケル細胞がんのフェーズ3試験を始めた。
フェーズ3で狙った結果が出なければ、迅速承認の道筋ごと崩れる。抱える候補が増えるほど開発費もかさみ、収入のない状態で走り続けるための資金は細りやすい。
買って広げ、増資で賄う流れが定着している。2024年10月にKintara Therapeuticsとの逆合併で現在の器になった。2025年6月30日にはKinetaを買収し、VISTA阻害抗体を取り込んでいる。
進行中のフェーズ3で効き目を示せるか、そしてFDAの迅速承認の道が最後まで開いたままかが要になる。買収で候補を三系統に増やしたぶん、それを維持する増資も並行して続ける必要がある。
資産 $27M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $21M(77%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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