
HVT
Haverty Furnitureフランチャイズを使わず、129店すべてをHavertysの名前で自前運営する。ネット通販が真似しにくいのは品揃えより、家まで来て部屋を採寸するデザイン相談のほうだ。
ソファ、寝台、食卓といった中価格帯の家具を129店で売る。歩合制の販売員に加えて各店にデザイン相談員を置く。2025年は書面ベースの売上の33.5%がその相談を経たもので、客単価は平均のおよそ2倍になる。
家具は買い時をずらせる大きな買い物で、消費が締まる局面では真っ先に後回しにされる。総床面積450万平方フィートの店舗網は賃料と人件費が固定費として残り、売上が減ってもすぐには縮まない。輸入家具の関税や海上運賃も原価を揺らす。
販売員の歩合と専属デザイナーという人への投資を、値引き競争に代わる強みとして使い続ける。店数を一気に増やすより、1店あたりの客単価を上げる方向を選んでいる。
住宅の購入や引っ越しが買い替えを生むかどうかが出発点になる。そこに、17州90都市に散らばる129店へ人が足を運ぶかどうかが重なる。
この会社をどう読むか
創業は1885年、J.J. Havertyがアトランタの1店舗から始め、馬車で家具を配達していた。1929年9月に法人化し、翌月には株式を公開している。
140年で変わらないのは、フランチャイズを使わず自前の店だけを増やしてきたことで、いまは南部と中西部17州に129店ある。支えているのは古さではなく無料の室内デザイン相談で、2025年は売上の33.5%がそれを経たものだった。相談を使った客の単価は、平均のおよそ2倍になる。
バランスシート (要約)
資産 $649M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $308M(47%)。
開示から読める範囲では借金は軽い
- 現金・現金同等物$125M
- 他の流動資産$124M
- 固定資産$400M
- 流動負債$133M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $759M
- 売上成長率
- 5.0%
- 粗利率
- 60.7%
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- 2.6%
- ROE
- 6.4%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $53M
- フリーCF
- $33M
- 営業CFマージン
- 6.9%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $21M
- 配当性向
- 105.6%
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