IBO
Impact BioMedical1つの技術に会社の命運を賭けるのではなく、健康と暮らしにまたがる複数の技術を並行して育て、当たったものから外部に売り渡す。工場も営業部隊も持たない代わりに、当たりが出るまで会社の姿が定まらない。
発掘した技術を4つの子会社に振り分けて特許を取得し、製薬会社や消費財メーカーに使用許諾や共同開発の形で提供する。いまは自社で作って売る体制を持たないので、入るのは開発の節目ごとの一時金と、売れたときのロイヤリティだけになる。子会社の一つが持つ、砂糖の摂取量を3割減らせるとうたう甘味素材Laetoseは、数少ない具体的な商品化候補だ。
がんや神経疾患向けの技術は承認の壁が高く、時間もかかる。自社で販売網を持たないため、提携相手が見つからなければ特許を取っただけで終わる。甘味素材のような消費財分野は競争が激しく価格でも押される。複数分野に技術を広げている分、どれにも集中しきれない危うさもある。
限られた資金は技術の発掘と特許出願、提携先探しの3つに割り振られ、配当に回る余地はない。がんや免疫といった医薬候補と、甘味素材のような消費財候補を同じ社内で並べて育てる、投資信託に近い運び方をしている。
発掘した技術の中から実際に提携先が見つかるものがどれだけ出るか、そして各技術が製品化に向けて前進するかで収入の芽が決まる。4つの子会社に技術を分散させている分、どれか1つが当たれば収益源になるが、当たりが出るまでは収入がほとんど立たない。
この会社をどう読むか
Impact BioMedicalは、単一の新薬を開発する会社ではなく、健康や暮らしに使えそうな技術を集めて回る発掘者だ。がんや神経疾患にかかわる医薬候補から砂糖の摂取量を減らす甘味素材まで、性格の異なる技術を4つの子会社に振り分けて育てている。
自ら製品を作って売るのではなく、有望な技術を特許にして外部の製薬会社や消費財メーカーに使わせることでしか収入は生まれない。複数の技術を同時に走らせる分、どれか1つが当たれば会社の姿は大きく変わるが、いまはまだそのどれもが提携先を探している途中にある。
バランスシート (要約)
資産 $17M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $13M(72%)。
開示から読める範囲では並の水準
- 現金・現金同等物$3K
- 他の流動資産$408K
- 固定資産$17M
- 流動負債$1M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $32K
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- −93.9%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$2M
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- −5906.3%
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
IBO の掲示板
ログイン状態を確認しています…
読み込み中…