
ICL
ICL Group値動きの荒い肥料と、産業向けの特殊化学品を同じ原料から作り分けられる点が効いている。難燃剤では中国製TCPPへの反ダンピング関税をEUと米国の双方で勝ち取り、価格競争から一歩引いた。
カリ肥料とリン酸肥料を農家に売る一方、臭素やリンを原料にした難燃剤、食品グレードのリン酸なども産業向けに供給する。肥料の相場は上下が激しく、化学品側の販売がその振れをならしている。
肥料相場が崩れれば利益は大きくしぼみ、作物価格が弱いままだと農家の買い控えも続く。エネルギー費用の上昇と、イスラエルを本拠とすることに伴う地政学的な不確実性も重い。
相場に振り回されにくい特殊化学品の比率を高める方向に投資を寄せている。為替とエネルギー、海上輸送費についてはヘッジを継続し、株主還元は配当を中心に据えている。
カリ肥料とリン酸肥料の国際相場、そして硫黄など原料費の水準が利益の幅を決める。2025年はシェケル高が輸出採算を圧迫し、電気と天然ガスの費用は前年比28%増えた。
この会社をどう読むか
ICL Groupは肥料の会社として紹介されることが多いが、利益を下支えしているのは肥料以外の化学品のほうだ。
死海から汲み上げる同じ鉱物を、相場任せのカリ肥料と、難燃剤や食品向けリン酸といった産業用の化学品に振り分けて売っている。2024年から2025年にかけては、中国製の難燃剤TCPPに対する反ダンピング関税をEUと米国の双方で勝ち取り、この分野の値崩れを止めた。
財務データ
この銘柄は SEC の米ドル建て年次データが取得できないため、財務の数字を表示していません。 外国企業などで決算を米ドル以外の通貨で開示している場合、通貨を取り違えたまま 載せるより表示しない方が誠実だと考えています。原文は下の関連タブから SEC EDGAR で確認できます。
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