ICU
SeaStar Medical免疫を薬で抑え込むのではなく、血液が体外を通るあいだに暴走した免疫細胞だけを物理的に捕らえて落ち着かせる。臨床試験では150人を超える急性腎障害の患者で死亡率が半分に減ったとする結果が出ている。
開発した選択的サイトフェレーシス装置(SCD)は、透析のように血液を体外に通しながら、臓器を傷つける過剰な免疫細胞だけを捕らえて働きを鎮める。2024年2月にFDAの人道的機器適用免除で小児の急性腎障害向け承認を得て、製品名QUELIMMUNEとして同年7月に初出荷した。病院に本体と使い捨ての部材を納めることが、いまの数少ない売上になる。
承認直後で収入がまだ乏しく、開発と治験の費用が先行してかさむ。血液を扱う機器であるため不具合が起きた際の責任は重く、対象となる重症患者が限られる分、市場そのものが大きくない。
小児向けの承認と初出荷を足がかりに、成人向けの治験と追加のブレークスルー機器指定を積み上げる開発中心の経営。資金は増資で賄いながら、病院への導入実績を広げようとしている。
成人向けにはNEUTRALIZE-AKIという治験を進めており、その結果が承認範囲を広げられるかを決める。FDAから受けた6件のブレークスルー機器指定と、病院が透析の仕組みに組み合わせて採ってくれるかどうかも普及の鍵になる。
この会社をどう読むか
敗血症などで免疫が暴走すると、守るはずの細胞が自分の臓器を壊しにかかる。SeaStar Medicalの装置は、透析のように体外へ回した血液からその細胞を捕らえ、働きを鎮める。
2024年2月に小児の急性腎障害向けでFDAの承認を得て、同年7月にQUELIMMUNEとして初出荷した。まだ収入は乏しいが、150人を超える患者の試験で死亡率が半分に減り、FDAからは6件のブレークスルー機器指定も受けている。いまは成人向けの治験を進め、承認の範囲をどこまで広げられるかという段階にある。
バランスシート (要約)
資産 $14M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $10M(74%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。黒字化の道筋が焦点
- 現金・現金同等物$12M
- 他の流動資産$2M
- 固定資産$578K
- 流動負債$4M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $1M
- 売上成長率
- 814.1%
- 粗利率
- 95.7%
- 営業利益率
- −986.6%
- 純利益率
- −984.6%
- ROE
- −116.6%
- ROIC
- −92.3%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$14M
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- −1102.0%
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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