IDAI
T Stamp生体情報を預からずに本人確認できる点が土台にあり、そこに暗号資産の鍵という応用が重なった。パスワードや暗証番号を一切保管しないまま照合できると会社は説明する。
顔などの生体情報を人工知能で読み取り、復元できない形に変換したうえで本人確認に使う技術を、金融機関や政府機関にライセンスと役務で提供する。2016年にデラウェア州で設立された。
収入が乏しく資金は増資でつないでいるため、既存株主の持ち分は薄まり続ける。米国政府向けの案件も予算の成立待ちで、動き出す時期を自社では決められない。
営業と助言の部門を絞り込み、ガーナやナイジェリア、ケニア、マルタでは成果に応じて払う現地の助言者を使う。東京の事務所は都と国の資金を受けて開いた。
直近は暗号資産、とくにステーブルコインの鍵管理を次の柱に据えている。生体情報から鍵を直接作るStableKeyが採用されるかどうかに、この先が寄りかかっている。
この会社をどう読むか
本人確認を請け負う会社の多くは顔写真や指紋を預かって保管するが、T Stampはその逆を狙っている。読み取った生体情報を元に戻せない形へ変換し、元のデータを手元に残さないまま照合する。
同じ考え方は、暗証番号や秘密鍵を保管せずに済ませる仕組みにも使える。会社が直近で追いかけているのはそちらで、ステーブルコインの広がりに合わせて鍵管理の市場へ移ろうとしている。
バランスシート (要約)
資産 $11M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $9M(78%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約1年分
- 現金・現金同等物$6M
- 他の流動資産$1M
- 固定資産$4M
- 流動負債$952K
- 長期借入金$1M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $3M
- 売上成長率
- 1.9%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- −244.0%
- 純利益率
- −265.2%
- ROE
- −95.4%
- ROIC
- −61.4%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$6M
- フリーCF
- −$6M
- 営業CFマージン
- −181.1%
- 現金ランウェイ
- 約1年
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
IDAI の掲示板
ログイン状態を確認しています…
読み込み中…