IFBD
Infobirdティッカーも社名も変えないまま、事業だけを丸ごと入れ替えている。AIで顧客対応を自動化するソフト会社が、1年余りで母子メディアの広告枠を仲介する代理店になった。
いまの収入源は広告代理業だ。Qinbaobao、BabyTree、Mama Networkといった中国の母子・育児メディアの枠を仕入れ、広告主向けに企画から配信まで請け負う。2024年11月と12月の二段階で、これらを傘下に持つPure Techの株式97%を取得した。
広告代理業としての実績は2024年末に始まったばかりで、中国の広告主のあいだにブランドはまだ薄い。旧SaaS事業を実質ゼロ円で手放した経緯もあり、事業の継続性そのものが問われやすい。
売り手も買い手も身内に近い。旧SaaS事業は自社の株主でもある会社へHK$10,000で譲られ、Pure Techの取得では現金$19.8Mと約$6.0Mの転換社債が使われた。上場の器は維持したまま、中身の入れ替えで会社を残す判断が続いている。
顧客の数が極端に少なく、2025年は2社で売上の97.8%を占めた。仕入れ側も母子向けという狭い分野の媒体に限られ、どちらか一方が離れれば売上は半分以下になる。
この会社をどう読むか
HK$10,000。Infobirdが創業来のAI顧客対応SaaS事業を手放したときの対価がこれで、買い手は自社の株主でもある会社だった。2023年8月のこの取引の後、上場企業としてのIFBDはいったん事業を持たない箱になっている。
空いた箱に入ったのが、中国の母子・育児メディアに広告を流す代理業だ。2024年11月と12月の二段階でPure Techの株式97%を取得した。傘下のQinbaobao、BabyTree、Mama Networkといった媒体の枠を仕入れ、広告主に売る商売に変わっている。技術を売る会社から枠を仲介する会社へ、看板だけ残して中身が入れ替わっている。
財務データ
この銘柄は SEC の米ドル建て年次データが取得できないため、財務の数字を表示していません。 外国企業などで決算を米ドル以外の通貨で開示している場合、通貨を取り違えたまま 載せるより表示しない方が誠実だと考えています。原文は下の関連タブから SEC EDGAR で確認できます。
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