財務データが揃わず、性格の分類はしていない
補体系のC5aと、その受け手であるC5a受容体という上流の一点を、抗体と低分子の両方で押さえている。免疫全体を広く抑え込む薬と違って狙った経路だけを止める設計で、しかも飲み薬という投与のしやすさを取りにいっている。
承認薬による定常的な売上はまだなく、資金は増資と助成金でまかなっている。抗体ビロベリマブは、新型コロナによる重症呼吸不全の治療薬GOHIBICとして米国の緊急使用許可を得た。ただし2025年末の方針転換で米国の販売活動は縮小・停止し、在庫は全額評価損としたうえで、注文があれば応じる体制だけを残した。
承認済みのGOHIBICを自ら畳んだ以上、後ろに控える売上の受け皿はない。イジコパンの試験がつまずいたとき、代わりに前へ出せる候補は厚くない。開発費は増資に頼らざるを得ず、株式の希薄化は今後も続く。
2025年末、売れている製品より見込みのある候補を優先する判断を下し、GOHIBICの商業体制を畳んでイジコパンへ資源を寄せた。単一の作用機序を複数の疾患に当てる方針は変えず、モダリティだけを抗体から低分子へ移している。
いま資源を集中しているのは、飲み薬のC5aR阻害剤イジコパンだ。健常人を対象にした第1相を終えた段階で、慢性の自己免疫・炎症疾患に向けて次の試験へ進めるかどうかが将来を握る。抗体側でも、ARDSや化膿性汗腺炎、慢性特発性蕁麻疹での開発は続いている。
この銘柄は SEC の米ドル建て年次データが取得できないため、財務の数字を表示していません。 外国企業などで決算を米ドル以外の通貨で開示している場合、通貨を取り違えたまま 載せるより表示しない方が誠実だと考えています。原文は下の関連タブから SEC EDGAR で確認できます。
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